2012年休職と結婚

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年始めから、彼氏と婚約して結婚式の準備のための同棲生活を始めた。

薬を飲み、仕事をして、家事もする。

新しい生活を始めるにはダメダメなタイミングだったのだろう。

 

働きながらも結婚式の準備を進めた。

場所はすぐに決まった。2人でよくデートした場所の近くの式場。

これは私がわがままを言ったのだ。

 

やることはたくさんあった。

招待客のリストアップ、招待状の作成、ウェルカムボードの作成、スライドショーの作成、引き出物の注文……。

スライドショーは婚約者が作ってくれたが、招待状とウェルカムボードは私の担当になった。

一応デザイナーの端くれ、外注することなどできなかった。

 

またすぐに調子が悪くなり、担当医を院長に変えてもらった。

身勝手な話だが、「うんうん」と話を聞くばかりの先生に嫌気がさしたのだ。

もっと「こうしたら?」とか言って欲しい。いや、もはや何が気に入らなかったのかさえわからない。

院長に薬が合わないこと、監視が止まないことを告げると、薬の内容がガラリと変わった。

そして、副作用に苦しんだ。

 

なんと形容して良いのかわからない。

飲むとすぐに苦しくなるのだ。

フラフラするとか、くらくらするとか、心臓がドキドキするとか、そうやって言葉にできない苦しみ。

これは体験した人にしかわからないと思う。

 

そして、働くことに疲れ果て、院長に泣きついた。

するとひとこと。

「仕事、休むかい?」

その選択肢は考えもつかなかった私には、神の言葉のように救われた。

 

休職中の1ヶ月のことはもう記憶にない。

ただただ、職場への罪悪感でいっぱいだったと思う。

 

あ、あった。

結婚式をした。新婚旅行に行った。

楽しかったし良い思い出だけど、薬の副作用が辛かった。

 

その副作用は寝ていれば苦しまないですむが、朝飲んですぐに実行する結婚式と新婚旅行のときだけは避けられなかった。

 

そして1ヶ月が経ち、薬を飲むと眠くなるという副作用以外はとても元気になった。

院長もそんな私の姿を見て、復職を進めてきた。

「早く戻らねば」と思っていた私はすぐに同意した。

ただ1人、婚約者は、副作用を心配して反対していた。

 

婚約者の反対を押し切り、復職した私。

職場の人全員が歓迎してくれた。

 

しかし、午前中は眠くて仕事にならなかった。

上司に伝えたら、「眠いなら仕方ないわね。気にすることないわよ」と。

しかし、睡魔と戦い仕事をすることや、やはり監視が止まないこと、そして、「声」が止まないことは私を大層苦しめた。

 

「声」とは、普通の統合失調症患者にあるような耳の外から本当に聞こえてくる幻聴ではない。

「脳内に瞬時に浮かんでくる完璧な私(motacoさまと呼んでいる)の声」のことだ。

それは、色々なシーンで私にちょっかいをかけてくる。

 

「仕事中に居眠りするなんて社会人としてなっていない」

「こんなことでミスするなんて今すぐに死んだほうがいい」

「あんなに休んでおいてこの程度の働きしかできないのか」

 

自分が、何か、失敗するごとに、私を、責めてくる、「声」が、聞こえて、くるのだ。

 

すっかり参ってしまった私はまた仕事を休んだ。

 

しかし、2度目の休職となり私はパニックになった。

「たった15人の会社の1席を、いつ戻るかもわからないクズのために取っておいてもらうのか?」

罪悪感に押しつぶされそうになった私は、婚約者の「辞めてもいいよ」とこ言葉に素直に頷いた。

 

そして、長い長い冬休みが始まった。

 

 

 

 

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