私は精神障害者だ。
今まで私は、自分はまだ健常者であると思っていた。
しかし、バスツアーにて”普通”を思い出したとき、私は普通じゃないことを認めたのだ。
それについては、その日の記事を読んで欲しい。
以前、私は障害者手帳をもらうまでは健常者だと思っていた。
しかし、手帳を持とうが持たまいが障害者並みの症状に苦しんでいるなら、それは障害者だという持論でもあった。
そう、矛盾していたのだ。
Twitterのフォロワーさんで、まだ手帳を持ってない人がいる。
その人は症状が重いから精神障害者という枠に入ると思っていた。
しかし、自分はまだ違う。健常者だと思い込んでいたのだ。
そして気づいた。私は精神障害者を差別していたのだと。
そうでなければ、「私は健常者だ!精神障害者なんかじゃない!」と思うはずがない。
精神病患者に対しての差別に嘆いていたはずなのに、自身も差別していたのだ。
「私は障害者だったんだな」と残念に思っているので、まだ差別的な意識は拭えていないのだろう。
「どうせ私は障害者だ。周りに話せば人が離れていく」なんて卑屈になっている。
この意識は、時間をかけて緩和させるしかないのだろう。
精神障害者であることを認めた私は、障害年金の申請をすることにした。
一度勧められたときは「そこまで酷くない」と思ったが、もう反発するのはやめた。
主治医に相談してみると、「もらえると思いますよ」と言ってくれた。
仕事してはすぐ辞める私を、働けないほどの症状だと判断してくれたのだろう。
障害者年金がもらえるかはわからない。
しかし、もらえなくてもかまわない。
もらえたとして、私はどんな気持ちでそのお金を使うのか。
もらえなかったとして、私の苦しみはその程度だと落ち込むのか。
どうなるのか、いささか不安である。