好きという気持ちは重い。
旦那が好きすぎて私は死の恐怖を感じ始めた。
あまりに好きすぎて死んでしまうのではないかと心配なのである。
人を好きになると言う絶大なるパワーに殺される。
私は自分自身に殺されるのだ。
旦那を好きになった私はもう前の私に戻れない。つまり旦那と出会う前の私は死んでしまったのだ。
人は何かを好きになるたびに新しい自分に生まれ変わる。小さな生と死を繰り返して生きているのだ。それは心の生と死なのかもしれない。
旦那の仕事が休みの日、私は苦しみから解放される。
旦那への愛が病気の自分を抑え込んでいるのだ。治すまでに至らないのが非常に残念なところだが。
生き物を愛すると死んでしまうなんて、人間はなんて悲しい存在なんだ。
好きすぎて苦しいが、その苦しみさえも心地よい。好きと言うエネルギーは人間の感覚を麻痺させる。
死ぬのだ。好きすぎて。私は死んでしまう。怖い。死にたくない。でも死ぬ気がしてならない。
なぜなら旦那を愛しているから。うさぎたちを愛しているから。家族を愛することで私は死ぬのだ。