人間の数だけ、神はいる。
ふと、神は何人いるのか気になった。
私の中では神は1人で、その下に数多の観測者がおり、それぞれが担当の人間を監視している。そう思っている。
しかし、日本神話やギリシャ神話などは数多くの神が登場するし、多神教の教えがなんとなくある日本で一神教の考えを押し通すのは難しい。
そもそも、一神教である自分と多神教である人、どちらが真実なのかが気になって仕方なかった。
旦那にそれを相談し、自分の中で話を整理してみた結果、どちらも真実であり、だからこそ神は無数にいる、という結論に至った。
神とはひとりひとりの心の中に宿るものであり、その人が信じた数だけその人の中に神はいる。つまり、人間の数だけ、信仰している人の数だけ神は存在するのだ。
唯一神を信じている人にとっては神は1人なのだろう。しかし、全ての人間が同じ神を信仰していないという事実がある以上、神は数多に存在するのだ。
何を今更、といった当たり前のことを書いている気がするが、私にとっては新発見だったのだ。だから忘れないように記す。
同じ神を信仰していても、ちょっとした解釈違いなどあるだろう。なので、同じ神を信仰する者同士でも、心の中に宿る神は別神かもしれない。
私は、私だけの宗教を信じよう。神はひとりであり、その下にいる観測者により監視されている。生物は魂のグレードを上げるために輪廻転生しており、いつかは観測者へとなるのだ。
……そうすると最終的に観測者が溢れ出すのではないか?とも思うが、その点に関してはまだ自分なりの解が見つかっていない。