今回のカウンセラーはハズレだった。
私はおしゃべりが大好きだ。
しかし、先生にはなかなか自分の症状を話せない。
なぜか。時間を取ってはいけないと思うのだ。
そして、案外自分の苦しんでいることに気づかないのだ。
そこで私が思いついたのはカウンセラーにカウンセリングをしてもらう、ということだった。
こちらはお金を払っているんだから、と遠慮なく話すことができる。
カウンセラーの資格を取ったという専門学校の恩師にお願いしようかと思ったが、「私は学校のカウンセラーだから、求められている通りのことができないかもしれない。それでも良いですか?」と聞かれてしまった。
私は、まずかかりつけの病院にカウンセラーがいないかを聞くことにした。
電話したところ、カウンセラーはいた。
「やった!これで保険が効くカウンセリングを受けられるそ!」
私は大いに喜んだ。
しかし、結論から言えばそのカウンセラーとは相性が悪かったのだ。
▼1つ目の相談
来年には子作りをしたい。しかし、昼食がまともに取れない。
「妊娠中は確かに困りますが、今はそのままでも大丈夫ですよ」
いや、だから妊娠中に困らないために今からどうにかしたいと言っているんでしょーが!
▼2つ目の相談
夕方過ぎに過呼吸が止まらない。うさぎの世話や夕飯作りがストレスになっているのかも。
「あなたは今それらをやることができないんですよ。完璧主義をやめましょう」
直球だなーおい。
しかも完璧主義をやめろってやめられるならやめてるわ!
もうダメだ。こいつには何を話しても望む答えは帰ってこない。
そう思った私は、今回限りでもう大丈夫ですと言い病院を後にした。
そういえば、過呼吸に効く薬は無いようで、なにも処方されなかった。
しょんぼりしながら帰り、思い出したのは冒頭で話した恩師のことだ。
学校のカウンセラーだからと言われ怯んでしまったが、以前ランチに行き相談したときには、今回のカウンセラー以上の満たされた気持ちがあった。
やはり、恩師に頼もう。…金額によるけど。そう思った。
恩師なら、食事が取れなくなった原因について一緒に悩んでくれるだろう。
過呼吸の原因になっている私の正確について少しずつほぐしてくれるだろう。
そんな信頼がある。だって、前回のランチで私は救われたから。
恩師の都合もあるので、カウンセリングを定期的にお願いできるかはわからない。
しかし、恩師になら素直に話せる。素直に言うことを聞ける。
そんな気がして、私はわくわくしているのだ。