爆発した
危惧していた義実家への挨拶で、私はついにやらかしてしまった。
今までならなんとか耐えられたのだが、今年はダメだった。
障害年金をもらうようになったことを自分から言えず、旦那から話してもらった。
私はやや笑いながら「障害者になりました」と言った。
もう働くこともできないだろう、とも。
義理の母や姉たちは「体が1番だから」と言ってくれたが、この話はすぐに流れた。
かわいいかわいい甥っ子が主役の"みんなにとって楽しい時間"が過ぎていった。
体力の低下により3時間ほど滞在したところで横になってしまった。
起きていることができなかったのだ。
そして1人横になってからは、嫌な考えがどんどん溢れ出していった。
「お年賀の挨拶の場で図々しい」
「嫁のくせに働かない」
「周りからぐうたらのグズだと思われてるぞ」
「こんなクズは死ななければならない」
横になっているのが怖くなり飛び起き、そこで私は過呼吸になりかけた。
抑えなきゃ、抑えなきゃと思うほどに酷くなり、周りの私の不振な様子に気付き始めた。
旦那は「大丈夫、大丈夫」と背中をさすってくれたが、ちっとも治らなかった。
そして、"普通の人を演じきれなかったこと"に絶望し泣いてしまった。
余計に心配する周りの家族たち。
旦那と別の部屋に隔離され、落ち着くまでそっとしておいてくれた。
私は皆の楽しい時間をぶち壊したことに対しても泣いた。
幸せそうな義兄夫婦と義母の部屋と、泣きじゃくる私となだめる旦那の部屋がとても対照的で涙は加速した。
人前に出るとき普通の人を演じていても、やっぱり私は普通ではないことをまざまざと見せつけられた。
こんな痴態をさらして、次回どんな顔をして会えばいいのか。そもそも会う資格なんてないのではないか。
もし毎回こうなるようだったら、まだ幼い甥っ子にとって悪影響になる。
今回は私がパニックになったり泣いていたことに気づいてなかったようだが、周りのことに目を向ける年齢になったらどうなるか。
"キチガイの叔母さん"なんていらないんじゃないか。いや、いらないなんてもんじゃない。きっと迷惑だ。
これは義実家からの帰りの電車で書いている。
これから旦那と話したり、カウンセリングを受けたりして立ち直ることができればと思う。