統失女の育児・闘病日記

統合失調症&双極性障害である「あやな」の育児・闘病日記です。

祖母とのお別れ

f:id:motaco1010:20220111104852j:plainまだ実感がわかない。

 

昨年のクリスマスイブに母方の祖母が亡くなった。

 

昨年の初夏に伯母から「週に1回でいいから、おばあちゃんに電話してあげてほしい。」と言われ、ちょこちょこ電話をしていた。「なんでそんなお願いされたんだろう?」と不思議に思っていたが、別に嫌じゃないので気にせずにいた。

ある日突然、母から「明日から1週間、おばあちゃんの家に行くことにしました。家にある食材を貰ってくれないかな?」とメールが来た。本当に急だな、と思いつつも了承した。

そこで祖母が入院することになったことを聞いた。伯母曰く、「おばあちゃんが弱ってるからあやなに電話してくれるよう頼んだけど、もう治療するのが辛いから、緩和ケアしてもらえるように入院することになったよ。」とのこと。コロナ禍で面会できず、もう会えないかもしれないから、入院するまでの間、毎日電話をかけた。

「みてね」というアプリにアップした息子の動画を、父がDVDに焼いて持っていったみたいで、祖母と電話してるときに「もうこんなに大きくなったんだね。産まれた年は少し具合が悪くて会いに行かなかったけど、こうなるまえに会いに行けばよかった。」と言われた。

そして祖母は一旦入院し、数日後に緩和ケア施設に入居した。

 

祖母はスマホを持っていないので、今後は滅多に電話できない。なので、手紙を送ることにした。月に2回、息子の写真を何枚か添えて送った。祖母から返事をもらうこともあった。「手が震えてうまく書けないし、漢字も忘れてしまった。読みづらくてごめんね。」と書いてあった。他には「お風呂が週2回しか入れなくて残念」だとか、「あやなと息子くんに会えるように、頑張ってごはんを食べています」と書かれていた。旦那にコロナ禍が落ち着いたら家族3人で日帰りで面会する?なんて相談したりした。姉うさぎは病気で投薬が必要なため、ペットホテルは利用できない。だから日帰りしないといけないのだが、神奈川から北海道へ行くとなると往復12時間くらいかかりそうで、なかなか難しいね、なんて話していた。

 

ちなみに、祖母に電話していたときに何の病気か聞いたら、「婦人科の病気だよ。」と濁された。でも、入院じゃなくて緩和ケアということは、がんなんじゃないかと薄っすら思った。伯母からの手紙で「おばあちゃんが落ち着いてきたら病気のこと教えてあげてと言うつもりです。」と書かれていたのを読み、がんなんだろうなと確信した。そして、祖母が手紙でがんだと教えてくれた。

 

12月の頭に、急に父から「今、北海道に来ている。これからおばあちゃんに面会する予定。おばあちゃんにあやなと息子くんの声を聞かせたいんだけど、電話してもいいか?」とメールが来た。その日はたまたま都合が良かったから快く応じた。そしたら「おばあちゃんは軽い認知症にかかってるみたい。俺たちが夏に息子くんの動画を見せたけど、それを俺たちが息子くんを北海道に連れて行ったと勘違いをしている。「息子くんは飛行機怖がらなかったかい?」とか、「保育園は休んできたの?」とか言っている。なので、おかしな話をしたとしても、うまく合わせてほしい」とお願いされた。

そして電話に出たところ、本当に「飛行機怖がらなかったかい?」と聞いてきたので、「大丈夫だったよ。泣かないで頑張れたよ。」と答えた。これが最後の電話になるとは思っていなかった。

 

そしてクリスマスイブの夜。父から「朝におばあちゃんが息をひきとった。」とメールが来た。慌てて伯母に電話して葬儀をいつやるのか聞いたところ、クリスマスにやると言われた。クリスマスは旦那がお休みを貰って1日かけてクリスマスパーティーをすると決めた日。どうしても息子たちと一緒に過ごしたかった。それだけでなく、教えてもらったのが夜だったので、今から支度をしても葬儀には間に合わないだろうということで行くのを諦めた。喪服がサイズアウトしていたため、買わないといけなかったのだ。せめて、亡くなったときすぐに教えてくれていたら。

 

祖母に送るように買ったレターセットは、まだまだたくさん残っている。これを使い切ったら、次はどんなのを買おうかな?と楽しみにしていた。でも、緩和ケアをする=治療をやめる=この先長くない、ということに気が付かなかった。本当に馬鹿だった。

 

さよなら、おばあちゃん。ずっとずっと大好きだよ。

 

 

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